【書評】「ねこ背を治したいにゃー」を読んだ感想

こんにちは、カリカリです。今回は本を読んだ感想(書評)になります。

今回紹介する書籍はその名も『ねこ背を治したいにゃー』。タイトルの通り「猫背」を題材としており、活字ではなく漫画形式のコミックエッセイになります。

※猫背関連の健康本はたくさん見かけますが、さすがにコミックエッセイを見たのは初めてです。

内容はというと、猫背歴25年という筋金入りの猫背である著者の「はませのりこ」さんが、一念発起して猫背の改善に取り組む様子を描いたものです。

ゆるゆるとして読みやすいが内容は割とガチ

健康関連の書籍というのは、医療関係者が書かれているせいかやたらと堅苦しいものが多いです。しかし、著者のはませのりこ氏は漫画家・イラストレーターをされている方であり、絵柄の通りゆるゆるとした読みやすい内容になっています。

かといって、見た目がゆるゆるしている=書かれている内容もゆるゆる、ということはありません。はませ氏の猫背改善に対する取り組みは非常にガチです。

冒頭、はませ氏はまず「なぜ自分は猫背なのか」と思考するのですが、それに対する結論として「考えても分からないから、図書館で猫背関連の片っ端から借りて読む」ということをします。

「分からないことは調べて解決する」ということは問題解決の基本ですが、はませ氏のガチなところはその読んだ冊数。最終ページに参考文献の一覧が掲載されているのですが↓

読んだ猫背関連書籍の数、なんと39冊! 多すぎる!

分からないことがあれば、誰しも書籍やネット情報で調べものくらいはするでしょうが、それでもせいぜい数冊程度でしょう。39冊も関連書籍を読み漁るという人は、なかなかいないのではないでしょうか。

このように、タイトルと絵柄から一見するとゆるっぽく描かれている本書ですが、その取り組みは真面目そのもの。はませ氏の体質改善に対する真剣さ、勤勉さに脱帽です。

「姿勢改善」が漫画で表現されているため非常に分かりやすい

本書の構成をざっと説明すると、以下のようになっています。

  • プロローグ
  • 猫背についての(徹底した)調査と考察
  • 様々な猫背改善施策の実践
  • 猫背に関する思い出話やマメ知識の紹介
  • 猫背改善グッズや改善スタジオの体験紹介
  • エピローグ

特徴的なのは「著者の体験談や思い出話をメインとしていること」でしょう。こういう所は、医師など専門家が書いた書籍では見られない特徴です。コミックエッセイらしく思い出話なども交えられており、単純に読み物としても楽しめます。

また、コミックエッセイであるため当たり前なのですが、「漫画・イラストで表現されている」というところが、本書の内容に実にマッチしているなと感じました。

姿勢改善に関する書籍は他にも様々ありますが、イラストや写真はあっても、基本的には活字での説明です。やはり「姿勢の話」ですから、絵で表現してくれた方が断然わかりやすいですよね。

姿勢改善への取り組みが単純明快

そして一番感心したことは、はませ氏の猫背改善へのアプローチが「単純明快」なところです。

なんというか、「分かりにくいことはむやみやたらに取り組むより、まずは分かりやすくしよう」という方法をとられているんですね。

歩き方改善への取り組みに際し、はませ氏は「自分では確認が難しいから人に見てもう」ということをします。そして、自分でも確認できるように「ビデオで撮影する」ということをします。

そう! そうなんですよね。姿勢改善に一番大切なことは「客観視による現状把握」なんです。そしてそれを行うには、人に見てもらったりビデオ撮影して確認するのが、一番手っ取り早く確実なのです。

※ちなみに、自分の寝相を確認する場合も同様にビデオ撮影を活用しています。

変に小難しく考えたり悩んだりするよりも、自分でやるのが難しいなら人に協力してもらえばいい。この問題解決に対する筋道というかアプローチの仕方は、目からウロコだなぁと感心しました。

もうちょっとボリュームが欲しかった

ただあえて難点を言うのであれば、イラストエッセイという構成上どうしても情報量が活字に劣り、内容が薄く感じてしまうところでしょうか。

全160ページとページ量は特に少ないわけではないのですが、ほとんどが漫画やイラストで表現されているため、どうしてもページに掲載される情報量が活字に比べると少なくなってしまいます。

そういう意味で「もう少しボリュームが欲しかったかな」と感じました。これは単純にコミックとして楽しめたから、もっとたくさん読みたかったという気持ちもあるのですが。

総評:猫背に悩む方なら読んで損なし!

猫背という「悩み」に関して、明るく楽しく、単純明快で分かりやすく、そして実践的に解説されている本書は、猫背に悩む方にとって良書であることは間違いありません

上記の通りボリューム面で少し残念に感じた部分もあります。が、それは「もっと読みたい」と思ったからであり内容が薄いわけではありません。むしろ「適切で読みやすい情報量である」とも言えます。

同じ猫背に悩む者として、また「パソコン疲労改善」を目的としたブログを運営するものとして(表現や考え方について)、とても参考になる内容だったなぁと、そのように思いました。

以上、『ねこ背を治したいにゃー』を読んだ感想でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする