【書評】「目は1分でよくなる!あなたの目がよみがえる7つの視力回復法」を試した

こんにちは、カリカリです。今回は本を読んだ感想(書評)になります。

今回紹介する書籍は『目は1分でよくなる!あなたの目がよみがえる7つの視力回復法』です。

内容はタイトルのとおり視力回復に関する健康本で、視力低下の人体メカニズムと、それを踏まえた視力回復トレーニングが解説されています。

ベストセラーだが……

本書は販売30万部を突破する大ベストセラーだそうで、関連して「耳は1分でよくなる!」や「自律神経は1分で整う!」などの「1分シリーズ」というシリーズ書籍が発行されています。

概要を簡単に言うと、「視力低下を含めた目の不調は酸素不足、血行不良から起きるものであり、血行を改善するトレーニングによって視力の回復が可能である」ということが説明されています

そんな本書、いきなり批判から入って恐縮なのですが、疑問に感じる部分もあります。

①著者は眼科医ではない

著者の今野清志氏ですが、現在「日本リバース」という整体院の院長をされています。そう、この方は眼科医ではなく整体師・鍼灸師なのです。

「目の不調が酸素と血流に起因する」という理論には、理解・納得はできますし、専門医でなければいけないとも私は思いません。ただ「眼科学的な見地で書かれた内容ではない」ことは、留意が必要です。

②改善事例に裏付けがない

健康本のたぐいでは珍しいことではないのですが、「この治療法で視力が回復した」という改善事例が、本書も同様に多数紹介されています。

  • 視力が0.05から0.2まで回復した
  • ドライアイが改善された
  • 飛蚊症の蚊が5匹から1匹に減った
  • 網膜色素変性症から回復した
  • 眼科医が教えを請いに来た
  • 視力回復セミナーで27名中24名が視力アップした

等々、様々な事例がつづられています。いるのですが、新聞に記載されたとか、治療の記録が残されているとか、そういった何かしらの証拠、つまり「裏付け」がどれもないのです。

事実の裏付けがないということは、もしかしたら「著者がそう言っているだけ」という可能性も、残念ながら否定できません。もちろん事実の記録がないというだけで、別に嘘だとは思わないのですが。

③そもそも1分では実行できない

副題に「7つの視力回復法」とある通り、本書で開設されている視力回復の施策は、7種類の視力回復トレーニングです。

内容は後述しますが、この7つの視力回復トレーニング、とても1分でできるものではありません。どれだけ手早く行っても10分はかかるでしょう。

一応「1つ1つは1分もかからない」と書かれていますが、同時に「7つすべてを行うのが理想」ともおっしゃられています。そして何より「継続することが大切です」とおっしゃられています。

1分ではとても終わらないトレーニングを「なるべく全て行う&継続することが大切」とおっしゃられている。それでは「目は1分でよくなる!」というタイトルとは、ちょっとそぐわないのではないかなと、そのように感じました。

それでも実際に目がよくなるならよし

いきなり不信部分を羅列してしまいましたが、「それでも実際に目がよくなるのならOK!」というのが、私の考えです。

著者が眼科医でなかろうと、改善事例に裏付けがなかろうと、タイトルが内容にそぐわない大げさなものであろうと、書かれていることが有効であれば何の文句もありません。

というわけで実際試すことに

本書の内容、視力回復効果が得られるという「今野式視力回復トレーニング」。この効果が本当なのかどうか、身をもって試してみることにしました。方法は以下の通りです。

  1. まず実施前の視力を測定する
  2. 視力回復トレーニングを毎日行う
  3. 一週間後に再度視力を測定する

視力測定はスマートフォンのアプリで行います。スマホアプリでは正確な測定はできませんが、トレーニング後にもまったく同じ方法で測定するので、目安としては問題ないかと思います

ちなみに測定は「朝、起きた直後」に行います。これは、その日1日の目の疲労具合で視力に差が出てしまうことを避けるためです。また、期限を1週間とした理由は、本書の改善事例の多くが「1週間で回復した、よくなった」と書かれているため、それに習いました。

そしてトレーニングを行うタミングですが、入浴時や目が疲れた時を推奨されていたのでその通りにします。また、1日最低1度は行います

しかしトレーニング法が分かりづらい……

始めるにあたって1つ問題になったのは、解説・説明されている視力回復トレーニングの方法が、ちょっとわかりづらいということです。

内容は「目元の血行改善を目的としたツボ押し・マッサージ」なので、基本的に指先で揉んだりさすったりする動きになります。しかしその説明が非常に簡素であるため、正直うまくイメージができません。

しかし幸いなことに、トレーニング法を動画で実践してくれている方がおられたので、こちらを参考にさせていただいました。感謝!

視力回復トレーニング、その結果は?

以上の内容で、視力回復トレーニングを試すことにしました。トレーニングを開始する前の測定結果はこちらになります。

開始前の視力:0.32


↑こちらがトレーニングを開始する前の、私の裸眼での両眼視力です(普段はメガネ生活なので、裸眼だとかなり悪いです)。一応平均値をとるために5回計測を行いました。これが1週間のトレーニングでどれだけ回復するのでしょうか。

7日後の視力:0.48


上がった! 平均値で0.16上昇しました。血行改善のトレーニングなので、ちょうどスポーツジム通いを始めて毎日運動していたことも、よかったのかもしれません。

主にトレーニングを行っていたのは、スポーツジムのお風呂とサウナの中でしたが、家でも目が疲れた時だけ行いました。目元がカーッと熱くなり疲れがとれるので、とても気持ちよかったです。しばらく習慣的に続けてみようと思います。

実際に視力が回復したのだから文句なし!

冒頭から内容に対しての不審点ばかり挙げましたが、実際に試して視力は回復しました

スマホアプリでの視力測定であり、正規の検査記録ではありませんが、まったくの同条件で測ってこれだけ差が出たのなら、「回復効果はあった」と考えてよいでしょう。

もちろん何事にも個人差はありますから、誰にでも効果があるとは思いません。しかし視力は回復しないにせよ、このストレッチを行えば単純に目の疲れがとれてスッキリします

単に目の疲れをとるために、VDT(ヴィジュアル・ディスプレイ・ターミナル)作業の合間に行う疲れ目解消法としても、十分に効果的と感じました。

そして何よりこの視力回復トレーニングは、別にやったからと言って身体に害があるわけでもありません。効果がなかったとしても、多少の時間を無駄にするだけです。

結論として「万人に効果があるとは思わないが、少なくとも私には視力回復効果があった。特に副作用もないし、単純に疲れ目解消にもなるので、試してみる価値は十分あり」です。

以上、『目は1分でよくなる!あなたの目がよみがえる7つの視力回復法』を読んだ&試した感想でした。

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